零~魂喰(コンジキ)の刃~

零シリーズのオリジナル小説や、個人的趣味のオリジナル小説を書いてます。 更新不定期ですが、気になったら読んでくれると嬉しいです。 感想やコメントもお待ちしてますm(_ _)m

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零~紅い蝶~オリジナル34

橋を渡り終え、門を開いて中に入ると大きな屋敷の玄関が見える。
玄関までは石が道のように敷き詰められ、周りは玉砂利が敷き詰めてある。
いつ、この屋敷が造られたか定かではないが、中々に凝った造りだ。
悠の話では、この屋敷は「黒澤」という一族の屋敷で、村一番の権力者だったようだ。
大きな溜め池に架かる一本橋、門を開けてからの玄関周りの様子を見ても、皆神村で一番の豪華な建物だ。
「…ここにお姉ちゃんが…」
呟き、一歩屋敷の敷地内に入ったのと同時に玄関前に白い着物を着た女性が立っていた。
澪は思わず息を呑む。
女性は何をするでもなく、何を告げるでもなく、闇に溶けるようにスッと姿を消した。
時間にすれば数秒…いや、もっと短いかもしれない。
だが、その女性の霊は澪の中に強烈な印象を残した。
(あの女の人…まるで…)
嫌な胸騒ぎがする…急がないと取り返しのつかない事態になりそうな予感。
澪は急いで玄関を開け、屋敷の中に入っていった。

―屋敷の中は薄暗く、玄関先からでは中を窺い知る事は出来ない。
恐怖に竦む心を叱咤し、少しずつ屋敷の中を進んでいく。
突然、背後から声が聞こえ、澪は弾かれた様に振り返った。
神社の神官の様な格好をした男だったが、何事かを呟いて姿を消した。
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  1. 2013/10/13(日) 02:08:51|
  2. 第三章~大償~
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