零~魂喰(コンジキ)の刃~

零シリーズのオリジナル小説や、個人的趣味のオリジナル小説を書いてます。 更新不定期ですが、気になったら読んでくれると嬉しいです。 感想やコメントもお待ちしてますm(_ _)m

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零~紅い蝶~オリジナル1

ある夏の昼下がり、小松五郎は怪しげな男を見つけ、職務質問をしていた。
今年で定年の小松は、職務質問をしながら男の容姿を確認した。
黒い長袖のパーカーにジーンズ、灰色のネックウォーマー。
どれも木地は薄いのだろうが、夏には適さない服装だ。
顔立ちは整っている様だが、口元がネックウォーマーで隠れているので、よく判らない。
「その、肩に担いでいるのは何かな?」
「…どうぞ…」
小松の質問には答えずに、男は竹刀袋の様な物を肩から下ろして手渡す。
男の目に感情はなく、無機質な印象を受けながら、小松は手渡された物を改める。
出てきたのは一振りの刀だった。
「こんな危険な物…ちょっと署まで来てもらえるかな?」
「…抜いてみて下さい」
「?」
怪訝な顔をしながら、男に言われた様に刀を抜くと、白刃が日の光に反射した。
「これは…刃が挽いてあるのか」
刃挽きの刀…つまり、斬れない刀。
模造刀の様に最初から刃がついていない物もあるが、こちらは刃が挽いてあり斬れない仕様だ。
小松は刀を鞘に納めた。
この刀は、抜いている間まるで体力を奪うかのような、全身に疲労を感じたからだ。
「これは…何だね?」
「…商売道具です…これ、公安委員会からの許可証です」
男が差し出した一枚の許可証の照合を署に依頼している
間、小松は男の名前を聞いてない事を思い出した。
「君、名前は?」
「…皆神悠(ミナカミユウ)といいます」
この地方に伝わる、神隠しの伝説に登場する村の名前と同じなのに対して、小松は妙な嫌悪感を感じた。
「こちらには観光で?」
「…仕事です」
何の仕事かを聞こうとした所で、刀剣類所持許可証と運転免許証の照会を経て、「本人」と確認が取れたため、これ以上は皆神を引き止める権利はなくなった。
「じゃあ、変な事件起こさないようにね」
それだけ言うと、小松は車に乗り込み走り去っていった。
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  1. 2013/01/31(木) 23:49:42|
  2. 序章~魂喰~
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

Re:

おはようございます
m(_ _)m
零2~紅い蝶~オリジナルエピソード、楽しんで頂けてますでしょうか?
本作品は原作のストーリーに沿いながら、一部オリジナル要素を持たせる構成を組んでいます。
原作「零~紅い蝶~」未プレイの方はネタバレ注意です…未熟故、読み難いかと思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
  1. 2013/02/11(月) 22:26:55 |
  2. URL |
  3. 永倉 #EArfyfJ6
  4. [ 編集 ]

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